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ファイアーエムブレム聖戦の系譜について

※これはファイアーエムブレム聖戦の系譜に関してのポエムと、とりあえず覚えていることをメモしている記事です。

 

 

2021/5/26にファイアーエムブレム聖戦の系譜がSwitch onlineにて配信されました。

 

ファイアーエムブレムシリーズの中でも特に好きな作品がこの聖戦の系譜なので、2021年現在一番遊んでもらいやすい機種で遊べるようになったことは嬉しい限りです。

16時の配信開始即遊んだわけですが、私は発売当時から何度も何度も何度も何度も何度も(以下略)遊んでいる異常者。シグルド様たちの言うことを聞かずに固い・強い・遅いアー様ことアーダンを城から解き放ってレベル上げに勤しんだり、とりあえず久々のプレイだから全体的に楽に進められるカップリングにしようかな…とか考えつつあっさり序章をクリアしたところ、今回初めてやるフョロワーが序章でいきなり全滅してゲームオーバーを迎えていて、「あっこのゲームは説明書とかないと無理だわ」ということに気が付きました。当時小学生だった自分も説明書はもちろん、攻略本を複数冊読み込んでプレイしていたので…。

 

聖戦の系譜は、シリーズの中でもかなり異色の作品というのはちょっと調べると出てくるところなんですが、システム面の異色さが抜きんでています。

ということで、主に直近の人気シリーズである風花雪月との比較をしつつ、聖戦の系譜のシステムについて覚えている限り列挙していきたいと思います。

 

1.ユニットの扱い

まず、ここ最近のFEでは当たり前となっている、戦闘中に仲間のHPが0になっても次の戦いで復活しているという“カジュアルモード“。これはDSあたりで出てきたシリーズから採用されたシステムです。

なので、もちろんSFC時代の作品である聖戦の系譜にはありません。仲間が死んだら2度と生き返らない“クラシックモード“だけになります。これがリセットゲーと呼ばれている所以の一つでもあります。死んでしまったキャラは基本的には生き返らない上に補充もないので、死なないように大切にしましょうね。

 

2.アイテムとお金

アイテムやお金の管理方法が全く異なります。これが本当に厄介なシステムなので、聖戦をリメイクする時はやめてくださいね…てか早くリメイクして(怒)

風花雪月を含め、ほとんどのシリーズでは軍全体で管理出来ていましたが、聖戦の系譜ではユニット個別でアイテムとお金を管理することになります。特にアイテムの受け渡しが本当に面倒で、例えばAからBに受け渡す時は、中古屋という場所でAが渡す物を売り、Bが中古屋でそれを買う、という風にしないといけません。なので、能力はあるけれどお金がないキャラはなかなか強い武器が持てない…という事態に陥りかねません。そんなお金のやり繰り、アイテムのやり繰りまで考えないといけないゲームです。

 

3.スキル

スキルというシステムが出てきたのがこの聖戦の系譜になります。

まず、他のシリーズでは攻速が上回れば全員追撃出来るぜ!wとなっていましたが、聖戦の系譜ではそういうのがありません。

追撃がスキルとなっているため、どんなに素早くてもスキルがなかったら追撃してくれません。そういうキャラは大体必殺とか突撃といったスキルを持っているので、非常にギャンブル性の高い戦闘となります(キャラによってギャンブル性がある・なしの差が出てくるところが聖戦の系譜の魅力だと思っています)。

 

なお、スキルの種類はたくさんあっていちいち説明していられないのでググってください。ゲーム中で確認できる説明だけだとわけがわからないので、Wiki等で詳細な説明を見ることをオススメします。

 

4.仲間入り

これ、特に風花雪月だけやっていると気が付かない人多いんじゃね!?となったところです。

FEって、「ある条件を満たすと仲間になるけれど最初は敵だよ」みたいなキャラがよく出るんですが、聖戦の系譜もそういう方々がバンバン出ます。しかも大体みんな必要戦力です。

仲間になるキャラかどうかを見分けるポイントは、ぶっちゃけ顔が良いというところに尽きます。敵側で出てきても、それまでの会話と顔で大体判断出来ます。

 

仲間にする方法は色々あるのですが、大体主人公か、なんか説得出来そうだな〜という関係のキャラを隣接させると「はなす」というコマンドが出てくるのでわかると思います。

 

5.カップリングと継承

この作品の肝と言っても良いかもしれません。後のシリーズでも採用されたカップリングシステムは、このシリーズで正式に始まりました。

簡単に言うと、親世代のカップリング結果が子世代に反映されるよ〜というものです。風花雪月は支援効果とEDに影響が出るくらいだったので、戦略的に支援効果どころではない多大な影響が出てきてしまうというのが大きな違いですね。

ゲームをやっているとイベント等で示唆される組合せもあるため、それに従えば問題ないのですが、その通りにやると子世代で痛い目を見る組合せもあり、かなり初見殺しなシステムでもあります。基本的に、親子の職業を合わせておけば事故は起きません。

 

まず基本的な継承の仕組みについて。

【大前提】

・母親ごとに子供たちが決まっている。

・スキル:父親・母親両方のものが子供たちに受け継がれる

・アイテム:父親の物が息子に、母親の物が娘に受け継がれる(※一部例外あり)

 

続いて、カップリングについてのまとめ。

※ここではカプ厨理論は出さないようにしておきます。あくまで戦略的な視点で書いていきます。

 

【母親ごとの特徴・おすすめ】

・エーディン 息子:レスター(アーチナイト) 娘:ラナ(プリースト)

レスターが弓使いということもあり、武器継承で考えるとミデェール、ジャムカ、アーダンに絞られます。

レスターは追撃持ちのミデェールだと確実性があり、ジャムカ・アーダンだと追撃がないためかなり不安定な戦い方をすることになります。ラナはこの3人が父親だと通称ラナオウと呼ばれるようなプリーストなのに力が伸びまくるという成長を見せてしまう恐れがあります。かといって、ラナ優先で魔道士系にしてしまうとレスターが使い物にならないので、レスター中心で考えるべきカップリングとなります。レスターをしっかり活躍させたいのであれば、ミデェールを選択するのが無難と言えます。

 

・アイラ 息子:スカサハ(ソードファイター) 娘:ラクチェ(ソードファイター)

通称・死神双子。兵種スキル+母のスキル(追撃・流星剣・見切り)だけでも十分強いので、カップリングを考える際は後回しで良いと思いますが、出来れば剣を継承できる親にしたいところ。あ、最初に言っておきますがアイラとスキルが丸被りなアレクはやめたほうが良いです。

イベントがあるのはレックス、ホリン、アーダンとなり、職業一致で考えるとホリンになります。職業一致だけでなく、HPと技の成長率が高くなったり、強力なスキルである月光剣を継承できたりします。流星剣と月光剣の両刀使い双子が通った後は草の根も残らない、と言われるほど強力です。あとは、オードの血のおかげで剣の武器レベルが⭐︎になったりもします(まぁこれはあまり意味はないですが…)。

アーダンは武器継承が可能で、レックスだと武器継承は出来ません。しかし2人とも待ち伏せ持ちなので、双子が地雷として活躍してくれます。レックスの場合はエリートを持っている&ネールの血のおかげで、アイラの弱点である守備成長率をカバーしつつ育てやすい双子になります。

まぁアイラに関しては最初にも言った通り誰を親にしても武器継承も成長率も何とかなるので、完全に関係性等々の好みで決めるのでも良いと思います!w

 

・ラケシス 息子:デルムッド(フリーナイト) 娘:ナンナ(トルバドール)

ナンナはラケシスの持っている剣と杖が引き継がれれば良いので、デルムッド中心で考えることになりますが、彼は父親の戦闘スタイルがもろに出てしまいがちです。

イベントがあるのはベオウルフ、ノイッシュ、デューで、全員デルムッドに剣を継承できるメンバーとなっています。この中で唯一追撃持ちかつ職業も一致しているのはベオウルフですが、元々のステが貧弱なデルムッドなので、どうしてもベオウルフ同様安定感が欠けてしまいます。ノイッシュも必殺頼りの博打戦闘スタイルになりますし、デューだとHPと力が伸びない&太陽剣が引き継げない(※○○剣は徒歩かつ剣を扱えるユニットでないと引き継げません)ため、値切りとカリスマ持ちなだけの支援ユニットと化してしまいます。

武器の継承および貧弱さをカバーする守備面を考えたスキル、と考えると、実はアレクが有力な候補となります。突撃持ちや必殺持ちのデルムッドと比較すると物足りなさはあるかもしれませんが、堅実な削り役や回避率を利用した囮役等色々と活躍してくれるようになります。

 

・シルヴィア 息子:コープル(プリースト) 娘:リーン(ダンサー)

おそらく、最も平民キャラに代わられがちな姉弟ですね。ちなみに私はこの子たちを平民にしたことはないです(顔面派なので)(?)

子供2人ともが後方支援型のユニットのため、父親選びも後回しにして良い存在ですが、せっかくなら活躍してほしい!ということで考えていきます。

まずイベントが発生するのはアレク、レヴィン、クロードです。職業一致および神器の継承を考えるとクロード様一択ですが、クロード様は神器を引き継げるとはいえスキルなし太郎(暴言)なので、完全な後方支援姉弟として地味に終わりがちです。少しでも前衛に出しても問題ない姉弟にするとしたら、レックスがおすすめです。ネールの血で守備力が上がりますし、何よりスキル:エリートでどんどん成長してくれます。

 

・フュリー 息子:セティ(セイジ) 娘:フィー(ペガサスナイト

もうストーリー的にも職業的にもレヴィンを父親にしろという圧を感じてしまう組み合わせです。実際、セティはもちろんのこと、フィーもレヴィンのスキルがプラスされることで破壊力のあるペガサスナイトとなってくれるので、ハズレはない組み合わせと言えます。

他にもイベントがあるのはノイッシュとアーダン(!)ですが、セティの魔力が伸びずに使い物にならなくなります。まだ同じ魔法系のアゼルかクロードが良いでしょう。

 

・ティルテュ 息子:アーサー(マージ) 娘:ティニー(マージ)

子供たちはどちらも魔法系ですね。イベントがあるのはクロード、レックス、アゼルです。

普通にやっているとうっかりクロード様とくっつけてしまいがちですが、神器であるブラギの杖を子供たちが使えないためただの荷物となってしまいます。更にクロード様がスキルなし太郎なため、完全に母と同じ戦闘スタイルとなってしまい、かつ打たれ弱い子となってしまいます。なので、職業一致&血統的にも、ファラの血で炎の武器レベルが上がってかつ魔力も上がりやすくなるアゼルがおすすめです。最低限の追撃もあるので、追撃&怒りで安定感と爆発力を兼ね備えた兄妹となってくれます。レックスも、待ち伏せ&怒りという組み合わせで地雷として活躍してくれるので面白くはあるのですが、安定感としては断然アゼルです。

また、フォルアーサーという存在もありますが(レヴィン父親)、やはり追撃持ちではないことで安定感が欠けてしまうところがマイナスとなります。前述のフュリーのカップリングを考えた時に、こっちでレヴィンを使ってしまうと相手がいない、という事態にもなりかねないので…(いつも個別行動だから相手ができにくいというのはナシです)

 

・ブリギッド 息子:ファバル(ボウファイター) 娘:パティ(シーフ)

ここは他の母親と違い、親子の継承がクロスします。つまり、ブリギッドの持ち物が息子ファバルへ、父親の持ち物が娘パティへ…となります。ちなみにこれは固定カプであるキュアンとエスリンにも同じことが言えます。

ファバルはブリギッドからイチイバルの継承があり、兵種スキルで追撃が最低限担保されているので気にしなくてOKですが、問題はパティです。職業一致で言うとデュー、イベントで言うとアレク、ジャムカ、ミデェール、武器継承を考えるとノイッシュ、アーダン、ホリン、ベオウルフ辺りも候補となります。

ジャムカ、ミデェールはスキルは優良ですが、武器継承を考えるとなしです。アレクとデューであれば剣を継承でき、更にデューの場合は太陽剣を継承することができます。他4人だと、月光剣を継承できるホリンはかなり魅力的です。オードの血でHPが安定して伸びるため、打たれ強い兄妹となります。ただ、追撃がない下級職の間のパティはなかなか苦労を強いられることになります。

ここの組み合わせは自由度が高いため色々と試してみましたが、最終的にスキル・武器継承面で考えて最も使いやすかったのはノイッシュです。パティは最初のうちは父のような不安定な戦い方となりますが、ファバルが突撃で攻撃をし続ける&必殺持ちという、ジャムカ上位互換版のような働きを見せてくれます。

 

はい、ということでここまで特に何も見ずにザーッと書いてみました。気持ち悪いですね。

 

FEシリーズの中でもかなり多くのファンがいる作品なだけあって、キャラ同士の関係性やストーリーの重厚さ等、今やっても十分楽しめる内容となっています。今回書いたような、昔のゲーム特有のシステムの難しさが多々ありますが、ぜひSwitch onlineに加入している方は遊んでみてくださいね。

 

 

最後に。

任天堂様は早くファイアーエムブレム聖戦の系譜リメイクを発表してくださいお願いします🙇‍♀️